ヒューズ ひゅーず
回路に直列に入れ、決められた以上の電流が流れると中の金属が溶けて切れ(溶断し)、回路を遮断して機器や配線を守る部品。機器の規格電流より少し大きい値のものを使う。
「機器に用いる電源ヒューズの電流値は、機器の規格電流に比べて」→ 少し大きい値(少し小さい・十分大きいは誤り)。「テスタで密閉型ヒューズ単体の断線を確かめるレンジ」→ OHMS(抵抗)レンジ。0〔Ω〕付近なら導通あり、針が振れなければ断線。
ヒューズはわざと切れるための部品です。故障やショートで大きな電流が流れると、細い金属が熱で溶けて切れ、それ以上電流が流れないようにします。ヒューズが身代わりになることで、無線機や電源、配線の焼損や火災を防ぎます。
電流値の選び方
- 規格電流より小さい 正常に使っているだけで切れてしまう
- 規格電流より少し大きい 正常時は切れず、過電流のときにすぐ切れる。これが正しい
- 規格電流より十分大きい 故障しても切れず、保護にならない
数値例です。13.8〔V〕の電源で 50〔W〕を消費する無線機なら、I=50/13.8≒3.6〔A〕です。これより少し大きい 5〔A〕程度のヒューズを選びます。

典型問題の解き方(ヒューズの断線を確かめる)
2陸特 平成31年2月期 問18。「アナログ方式の回路計(テスタ)で密閉型ヒューズ単体の断線を確かめるレンジ」

「切れにくい方が安心」と考えて十分大きい値を選ぶ肢は誤りです。ヒューズが切れたら原因を取り除いてから、同じ定格のものに交換します。太いヒューズや針金で代用してはいけません。

この用語を押さえる問題
機器に用いる電源ヒューズの電流値は、機器の規格電流に比べて、どのような値のものが最も適切か。
正答: 少し大きい値
正しい。ヒューズは正常時の電流では溶断せず、故障などで過電流が流れたときに速やかに溶断して機器を保護する必要があります。そのため規格電流より少し大きい値を選びます。
この問題を解くアナログ方式の回路計(テスタ)を用いて密閉型ヒューズ単体の断線を確かめるには、どの測定レンジを選べばよいか。
正答: OHMS
正答です。ヒューズの断線は導通の有無で判断するので、抵抗(OHMS)レンジを使います。ヒューズ単体の両端にテストリードを当て、ほぼ 0 Ω なら導通あり、針が振れず無限大なら断線しています。
この問題を解く問われた問題 5
- 三陸特 例題No.1 問17 機器に用いる電源ヒューズの電流値は、機器の規格電流に比べて、どのような値のものが最も適切か。次のうちから選べ。
- 三陸特 令和3年2月期 問17 機器に用いる電源ヒューズの電流値は、機器の規格電流に比べて、どのような値のものが最も適切か。
- 三陸特 平成31年2月期 問17 機器に用いる電源ヒューズの電流値は、機器の規格電流に比べて、どのような値のものが最も適切か。
- 二陸特 令和2年2月期 問18 アナログ方式の回路計(テスタ)を用いて密閉型ヒューズ単体の断線を確かめるには、どの測定レンジを選べばよいか。
- 二陸特 平成31年2月期 問18 アナログ方式の回路計(テスタ)を用いて密閉型ヒューズ単体の断線を確かめるには、どの測定レンジを選べばよいか。