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電磁誘導(磁束と起電力) でんじゆうどう

3アマ 三陸特 一陸技

コイルを貫く磁束が変化すると、コイルに起電力が生じる現象。起電力の大きさは磁束が変化する速さと巻数に比例し(ファラデーの法則)、向きは磁束の変化を妨げる向き(レンツの法則)になる。

試験ではここ

3アマで「コイルを貫く磁束が変化すると起電力が生じる。この現象を[A]といい、大きさは[B]に比例する」→ 電磁誘導・磁束の時間的な変化の割合(静電誘導・磁束の大きさは誤り)。単位問題では磁束〔Wb〕とインダクタンス〔H〕の入れ替えが誤り。

コイルに磁石を近づけたり遠ざけたりすると、つないだ電流計の針が振れます。磁石を止めると針は戻ります。大事なのは磁石の強さではなく「磁束が変化していること」です。速く動かすほど、巻数が多いほど大きな起電力が生じます。

ファラデーの電磁誘導の法則
e = -N\dfrac{\Delta \Phi}{\Delta t}

e は誘導起電力〔V〕、N は巻数、ΔΦ は磁束の変化〔Wb〕、Δt はかかった時間〔s〕。マイナスは変化を妨げる向き(レンツの法則)を表す

数値例です。巻数 100 のコイルを貫く磁束が 0.1 秒間に 0.002〔Wb〕変化すると、起電力の大きさは 100×0.002/0.1=2〔V〕です。同じ変化を 0.05 秒で起こせば 4〔V〕になります。

コイルに磁石を近づけると検流計が振れ、止めると振れない 2 つのパネルと、ファラデーの法則の式
磁石を動かすと針が振れ、止めると 0

電磁誘導が関係するもの

  1. 自己誘導・逆起電力 コイル自身の電流が変化すると、その変化を妨げる起電力が生じる。コイルが交流を流しにくい理由
  2. 変成器(トランス) 一次コイルの交流で磁束が変化し、二次コイルに電圧が生じる。直流は変化しないので伝わらない
  3. 発電機 磁界の中でコイルを回し、磁束を変化させて起電力を得る

典型問題の解き方(電磁誘導の穴埋め)

3アマ オリジナル No.2 問17。「コイルを貫く磁束が変化するとコイルに起電力が生じる。この現象を[A]といい、生じる起電力の大きさは[B]に比例する」

  1. Aを決める 磁束の変化で起電力が生じる→電磁誘導。静電誘導は電荷の話で別物
  2. Bを決める 「変化」で起きるので、磁束の大きさではなく時間的な変化の割合
  3. 答え A=電磁誘導、B=磁束の時間的な変化の割合
ひっかけ

「静電誘導」は帯電した物を近づけた導体に電荷が現れる現象で、磁束とは関係ありません。起電力は磁束の「大きさ」ではなく「変化の速さ」に比例します。単位では〔Wb〕が磁束、〔H〕がインダクタンスです。

先生の挿絵。磁石をコイルに入れたまま止めて針が動かないと戸惑う受験生
起電力は磁束の大きさではなく、変化の速さ

この用語を押さえる問題

3アマ ・ ブートラボ オリジナル問題 無線工学 No.2 問17

次の記述の[ ]内に入れるべき字句の組合せで、正しいのはどれか。 コイルを貫く磁束が変化すると、コイルに起電力が生じる。この現象を[A]といい、生じる起電力の大きさは[B]に比例する。

正答: A:電磁誘導 B:磁束の時間的な変化の割合

正しい。ファラデーの電磁誘導の法則により、起電力の大きさはコイルを貫く磁束が変化する速さ(単位時間当たりの変化量)と巻数に比例する。磁石を速く動かすほど大きな起電力が生じる。向きはレンツの法則により磁束の変化を妨げる向きになる。

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3アマ ・ 日本無線協会 CBT例題 無線工学 No.2 問17

コイルの電気的性質で、誤っているのは次のうちどれか。

正答: 交流を流したとき、電流の位相は加えた電圧の位相より進む。

コイルに交流を流すと電流の位相は電圧より 90 度遅れる(進むのはコンデンサ)。誘導リアクタンス XL=2πfL は周波数に比例して大きくなるので肢2は正しい。

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三陸特 ・ 日本無線協会 令和2年2月期 無線工学 問13

次の電気に関する単位のうち、誤っているのはどれか。

正答: インダクタンス〔Wb〕

誤った組合せなので、これが正答です。インダクタンスの単位はヘンリー〔H〕です。〔Wb〕(ウェーバ)は磁束の単位であり、インダクタンスの単位ではありません。

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問われた問題 11

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