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単信方式・複信方式とプレストーク たんしんほうしき

三陸特 二陸特

送信と受信を交互に切り替えて行うのが単信方式、電話のように送受信を同時にできるのが複信方式。単信方式の送受信機は、プレストークボタン(PTT)を押している間だけ送信状態になる。

試験ではここ

「単信方式の FM(F3E)送受信機でプレストークボタンを押して送信しているとき」は、電波が発射され、受信部は動作しないのでスピーカから雑音も受信音も出ない。押すとアンテナが送信機に接続されて送信状態になる。

トランシーバーでは「どうぞ」と言って話す番を交代します。ボタンを押している間は話す側(送信)、離すと聞く側(受信)です。このように送信と受信を交互に行うのが単信方式で、押すボタンをプレストークボタン(PTT:Push To Talk)といいます。

通信方式の種類

  1. 単信方式 送信と受信を交互に切り替える。1 つの周波数と 1 本のアンテナで済む。業務用の FM 無線機など
  2. 複信方式 送信と受信を同時にできる。送信と受信で別の周波数を使う。携帯電話など
  3. 半複信方式 一方の局(基地局など)は複信、もう一方は単信で運用する
単信方式・複信方式・半複信方式の通信の向きの比較
単信は交互、複信は同時(別の周波数)、半複信は片側だけ複信

プレストークボタンを押したとき

押すと送受切替器がアンテナを送信機側につなぎ、送信機が動作して電波が出ます。受信部は止まるので、スピーカからは相手の声も雑音も出ません。ボタンを離すとアンテナが受信機側に戻り、受信状態になります。

プレストークボタンを押したときと離したときの送受切替器の接続
押すと送信機につながり電波が出る。受信音も雑音も出ない

典型問題の解き方

3陸特 平成31年2月期 問22。「単信方式の FM(F3E)送受信機で、プレストークボタンを押して送信しているときの状態」

  1. 押したら何が起きるか アンテナが送信機につながり、送信状態になる
  2. 電波は 発射されている
  3. 受信音は 受信部が動作しないので聞こえない
  4. 答え 「電波が発射されているが、受信音は聞こえない」
ひっかけ

「押すと受信状態になる」「アンテナが受信機に接続される」は逆です。「スピーカから雑音が出ているが受信音は聞こえない」も誤りで、送信中は雑音も出ません。受信待ちのときの雑音を消すのは スケルチ で、プレストークとは別の働きです。

先生の挿絵。2 人が同時にボタンを押して相手の声が聞こえない工事現場
送信中は、相手の声も雑音も聞こえない

この用語を押さえる問題

三陸特 ・ 日本無線協会 平成31年2月期 無線工学 問22

単信方式の FM(F3E)送受信機において、プレストークボタンを押して送信しているときの状態の説明で、正しいのはどれか。

正答: 電波が発射されているが、受信音は聞こえない。

正しい。単信方式は送信と受信を交互に切り替えて行う方式で、プレストークボタンを押している間は送信状態になり電波が発射されます。このとき受信部は動作しないので受信音は聞こえません。

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三陸特 ・ 日本無線協会 令和3年6月期 無線工学 問23

次の記述は、単信方式の FM(F3E)送受信機において、プレストークボタンを押して送信しているときの状態について述べたものである。正しいのはどれか。

正答: スピーカから雑音が出ず、受信音も聞こえない。

正しい記述です。単信方式ではプレストークボタンを押すとアンテナが送信部側に切り替わり、受信部は動作しません。そのためスピーカからは雑音も受信音も出ません。

この問題を解く
二陸特 ・ 日本無線協会 令和3年10月期 無線工学 問24

単信方式の FM(F3E)送受信装置において、プレストークボタンを押すとどのような状態になるか。

正答: アンテナが送信機に接続され、送信状態となる。

単信方式では送信と受信を同じアンテナで切り替えて行います。プレストークボタン(PTT)を押すと送受切替器によってアンテナが送信機側に接続され、装置は送信状態になります。ボタンを離すと受信状態に戻ります。

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問われた問題 12

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