無線 LAN・携帯電話の仕組み むせんらん
無線 LAN は 2.4〔GHz〕帯・5〔GHz〕帯などを使い、アクセスポイントと端末が免許不要で短距離のデータ通信をする仕組み。携帯電話はサービス地域を小さなセルに分け、各セルの基地局と移動局が通信し、移動すると隣の基地局へ切り替える(ハンドオーバ)仕組み。
2陸特・3陸特の過去問での直接の出題例は少ないが、無線 LAN と携帯電話はどちらも OFDM・多元接続・誤り訂正の応用例として問われる。2.4〔GHz〕帯は電子レンジや Bluetooth と共用で干渉を受けやすいこと、5〔GHz〕帯の一部は屋外で使えないこと、セル方式は同じ周波数を離れたセルで繰り返し使うこと、を押さえる。
無線 LAN は「部屋の中の小さな無線局」です。アクセスポイントが親、パソコンやスマートフォンが子で、同じ周波数を譲り合いながら使います。携帯電話は「街全体を小さな区画(セル)で敷き詰めた無線網」で、どの区画にも基地局が 1 つあり、歩いて区画をまたぐと通話を切らずに隣の基地局へバトンを渡します。どちらも OFDM で変調し、誤り訂正で雑音に耐え、多元接続で多数の端末をさばきます。

無線 LAN の周波数帯と特徴
2.4〔GHz〕で λ ≒ 12.5〔cm〕、5〔GHz〕で約 6〔cm〕。1/4 波長のアンテナは 3〔cm〕ほどで済むので機器に内蔵できる
携帯電話のセル方式

セル方式の 4 つのキーワード
典型問題の解き方(周波数から波長とアンテナ長を出す)
2.4〔GHz〕帯の無線 LAN で使う 1/4 波長アンテナの長さはおよそいくらか
無線 LAN は「衝突検出(CSMA/CD)」ではなく「衝突回避(CSMA/CA)」です。電波は送信中に自分の受信ができないので衝突を検出できません。携帯電話で同じ周波数を使い回すのは「隣のセル」ではなく「離れたセル」です。隣で同じ周波数を使うと混信します。2.4〔GHz〕帯が混みやすいのは電子レンジと共用だからで、5〔GHz〕帯の方が届きにくい代わりに干渉は少ないと覚えてください。

問われた問題 2
- 三陸特 令和4年2月期 問15 図に示すアンテナの名称と l の長さの組合せで、正しいのはどれか。
- 二陸特 令和3年2月期 問15 次の記述の [ ]内に入れるべき字句の組合せで、正しいのはどれか。 ブラウンアンテナやホイップアンテナは、...