誤り訂正・誤り検出 あやまりていせい
送信側でデジタル信号に冗長ビット(検査ビット)を付け、受信側で伝送中に生じたビットの誤りを見つけ(誤り検出)、元に戻す(誤り訂正)仕組み。デジタル通信がアナログより雑音に強い理由の一つ。
穴埋め「受信側で符号の[誤り検出]と誤り訂正が行えるように、送信側で適切な冗長ビットを付加する」。デジタル方式の特徴の正誤では「受信側で誤り訂正ができる」が正しく、「信号処理による遅延がない」「秘話性を高くできない」「雑音の影響を受けやすい」が誤り肢。バースト誤り対策は「インターリーブ」で順序を入れ替え、受信側で「デインターリーブ(元の順序に戻す)」。
デジタル信号は 0 と 1 の列ですが、雑音で 0 が 1 に化けることがあります。そこで送る前に「検算用のビット」を余分に足しておき、受け取った側で検算が合わなければ誤りがあると分かります。足すビットを増やせば、どのビットが化けたかまで突き止めて直せます。これが誤り検出と誤り訂正で、アナログ通信にはできない芸当です。

代表的な方式

10,000 ビット送って 1 ビット誤れば BER = 10^-4。雑音が大きいほど、受信の S/N が低いほど BER は大きくなる
バースト誤りとインターリーブ
フェージングで一瞬電波が弱くなると、誤りが連続してまとまって起きます(バースト誤り)。誤り訂正符号は散らばった誤りには強くても、固まった誤りは直しきれません。そこで送信側で符号の順序をあらかじめ入れ替えておくインターリーブを行い、受信側でデインターリーブして元の順序に戻します。すると固まっていた誤りがばらばらに散り、訂正できるようになります。

デジタル通信方式の特徴(アナログと比べて)
正誤問題で出る 5 つ
典型問題の解き方(令和3年10月期 問21)
「バースト誤り対策として、送信する符号の順序を入れ替える[A]を行い、受信側で受信符号を並び替えて[B]ことにより誤りの影響を軽減する」
穴埋めで「誤り検出」の代わりに並ぶ「スクランブル」「拡散」「インターリーブ」はどれも冗長ビットを付ける処理ではありません。スクランブルは 0 や 1 の連続を避ける並べ替え、拡散は帯域を広げる処理、インターリーブは順序の入れ替えです。正誤問題では「遅延がない」と「秘話性を高くできない」の 2 つが定番の誤り肢です。

この用語を押さえる問題
次の記述は、一般的なデジタル無線通信装置で行われる誤り訂正符号化について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を下の番号から選べ。 デジタル信号の伝送において、符号の伝送誤りを少なくするために、受信側で符号の[ ]と誤り訂正が行えるように、送信側においてデジタル信号に適...
正答: 誤り検出
誤り訂正符号化では、送信側で情報ビットに冗長ビット(検査ビット)を付加します。受信側はその冗長ビットを使って、まず誤りの有無を検出し、さらに誤った位置を特定して訂正します。
この問題を解く次の記述は、デジタル無線通信で発生するバースト誤りの対策の一例について述べたものである。〔 〕内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。 バースト誤り対策として、送信する符号の順序を入れ替える[A]を行い、受信側で受信符号を並び替えて[B]ことにより誤りの影響を軽...
正答: A=インターリーブ B=元の順序に戻す
送信側で符号の順序を入れ替えることをインターリーブといいます。伝送路で連続した誤り(バースト誤り)が起きても、受信側で元の順序に戻す(デインターリーブ)ことで誤りが分散され、誤り訂正符号で訂正しやすくなります。
この問題を解く次の記述は、デジタル無線通信で発生するバースト誤りの対策の一例について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。 バースト誤り対策として、送信する符号の順序を入れ替える[A]を行い、受信側で[B]により元の順序に戻すことにより誤りの影響を軽...
正答: A:インターリーブ B:デインターリーブ
送信側で符号の順序を入れ替えるのがインターリーブ、受信側で元に戻すのがデインターリーブです。これにより連続したバースト誤りがばらばらに分散され、誤り訂正符号で直しやすくなります。
この問題を解く次の記述は、アナログ通信方式と比べたときのデジタル通信方式の一般的な特徴について述べたものである。誤っているものを下の番号から選べ。
正答: 信号処理による遅延がない。
これが誤りです。デジタル通信ではA/D変換、符号化、誤り訂正、復号などの信号処理に時間がかかるため、アナログ通信より遅延が生じます。
この問題を解く問われた問題 19
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- 一陸技 令和8年1月期 問2 次の記述は、我が国の地上系デジタル放送の標準方式(ISDB-T)に用いられているインターリーブについて述べ...
- 三陸特 例題No.3 問20 次の記述は、アナログ通信方式と比べたときのデジタル通信方式の一般的な特徴について述べたものである。誤ってい...
- 三陸特 例題No.2 問20 次の記述は、アナログ通信方式と比べたときのデジタル通信方式の一般的な特徴について述べたものである。誤ってい...
- 三陸特 例題No.1 問20 次の記述は、アナログ通信方式と比べたときのデジタル通信方式の一般的な特徴について述べたものである。誤ってい...
- 三陸特 令和4年2月期 問20 次の記述は、アナログ通信方式と比べたときのデジタル通信方式の一般的な特徴について述べたものである。誤ってい...
- 三陸特 令和3年10月期 問20 次の記述は、アナログ通信方式と比べたときのデジタル通信方式の一般的な特徴について述べたものである。誤ってい...
- 三陸特 令和3年6月期 問20 次の記述は、アナログ通信方式と比べたときのデジタル通信方式の一般的な特徴について述べたものである。誤ってい...
- 三陸特 令和3年2月期 問20 次の記述は、アナログ通信方式と比べたときのデジタル通信方式の一般的な特徴について述べたものである。誤ってい...
- 三陸特 令和2年10月期 問21 次の記述は、アナログ通信方式と比べたときのデジタル通信方式の一般的な特徴について述べたものである。誤ってい...
- 三陸特 令和元年6月期 問20 次の記述は、アナログ通信方式と比べたときのデジタル通信方式の一般的な特徴について述べたものである。誤ってい...
- 二陸特 例題No.3 問21 次の記述は、デジタル無線通信で発生するバースト誤りの対策の一例について述べたものである。[ ]内に入れるべ...
- 二陸特 例題No.2 問20 次の記述は、アナログ通信方式と比べたときのデジタル通信方式の一般的な特徴について述べたものである。誤ってい...
- 二陸特 令和4年2月期 問20 次の記述は、アナログ通信方式と比べたときのデジタル通信方式の一般的な特徴について述べたものである。誤ってい...
- 二陸特 令和3年10月期 問21 次の記述は、デジタル無線通信で発生するバースト誤りの対策の一例について述べたものである。〔 〕内に入れるべ...
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