Q符号 きゅーふごう
無線局運用規則の別表第2号に定める、Qで始まる3文字の略符号。「?」を付ければ問い、付けなければ答えや通知になる。モールス無線電信の業務用語として使う。
3アマで「相手局から送られてきた符号の意味」を選ぶ形で出ます。QRM(混信を受けている)、QSL?(受信証を送れるか)、QSY(周波数を変更)、QRZ?(誰が呼んでいるか)、QTH(位置)。呼出局の呼出符号が不確実なときは「QRZ?」で直ちに応答します。
モールスで「混信を受けています」と打つと長くなります。そこで3文字に圧縮したのがQ符号です。同じ符号に「?」を付けると質問、付けないと返事や通知になるので、1つ覚えれば往復で使えます。

無線局運用規則 第13条第1項無線電信による通信(以下「無線電信通信」という。)の業務用語には、別表第二号に定める略語又は符号(以下「略符号」という。)を使用するものとする。 ただし、デジタル選択呼出装置による通信(以下「デジタル選択呼出通信」という。)及び狭帯域直接印刷電信による通信(以下「狭帯域直接印刷電信通信」という。)については、この限りでない。
試験に出たQ符号(別表第2号から)
- QRA 貴局名は何ですか/こちらの局名は…です
- QRL そちらは通信中ですか/こちらは通信中です。妨害しないでください
- QRM そちらは混信を受けていますか/こちらは混信を受けています
- QRN そちらは空電に妨げられていますか/こちらは空電に妨げられています
- QRT 送信を中止してもよいですか/送信を中止してください
- QRU そちらはこちらへ伝送するものがありますか/こちらはそちらへ伝送するものはありません
- QRZ 誰かこちらを呼んでいますか/そちらは…から呼ばれています
- QSB こちらの信号にはフェージングがありますか/そちらの信号にはフェージングがあります
- QSL そちらは受信証を送ることができますか/こちらは受信証を送ります
- QSY 他の周波数に変更して送信しましょうか/他の周波数に変更して送信してください
- QTH そちらの位置は何ですか/こちらの位置は…です

条文の中に出てくるQ符号
無線局運用規則 第26条第2項自局に対する呼出しを受信した場合において、呼出局の呼出符号が不確実であるときは、応答事項のうち相手局の呼出符号の代りに「QRZ?」を使用して、直ちに応答しなければならない。
「QRZ?」は応答の条文そのものに出てきます。通信中の周波数の変更では「QSU」「QSW」「QSY」を使い(34条)、応答に際して受信上必要があれば「QSA」と強度、「QRK」と明瞭度を送ります(23条4項)。
無線電話でも使えるか
無線電話通信の業務用語は別表第4号の略語ですが、「QRT」「QUM」「QUZ」「TTT」「XXX」などを除き、別表第2号の略符号を使うこともできます(14条2項)。
似た符号どうしを入れ替えた肢が出ます。混信はQRMで、QRNは空電、QSBはフェージング、QRLは通信中です。「誰が呼んでいるか」はQRZ?で、QRA?は局名を尋ねる符号です。
この用語を押さえる問題
他の無線局からの混信を受けていることを相手局に伝えるために使用するQ符号は、次のどれか。
正答: QRM
運用規則別表第2号。「QRM」は混信を受けていることを示す。「QRN」は空電、「QSB」はフェージング、「QRL」は通信中。
この問題を解くモールス無線通信において、相手局から「QSY」と送られてきた。この意味として正しいものは、次のどれか。
正答: 他の周波数に変更して送信してください。
運用規則別表第2号。「QSY」は他の周波数に変更して送信することを求める(又は変更することを伝える)Q符号。「QSL」は受信証、「QTH」は位置、「QRT」は送信中止。
この問題を解くモールス無線通信において、相手局から「QSL?」と送られてきた。この意味として正しいものは、次のどれか。
正答: そちらは受信証を送ることができますか。
運用規則別表第2号。「QSL?」は受信証を送ることができるかを尋ねる。「QRM?」は混信、「QTH?」は位置、「QRZ?」は誰が呼んでいるか。
この問題を解くモールス無線通信で自局に対する呼出しを受信した場合において、呼出局の呼出符号が不確実であるときは、次のどれによらなければならないか。
正答: 応答事項のうち相手局の呼出符号の代わりに「QRZ?」を使用して、直ちに応答する。
運用規則26条2項。呼出局の呼出符号が不確実なときは、相手局の呼出符号の代わりに「QRZ?」(誰かこちらを呼んでいますか)を使って直ちに応答する。「QRA?」は貴局名の問合せ。
この問題を解く問われた問題 8
- 3アマ 例題No.2 問13 モールス無線通信で自局に対する呼出しを受信した場合において、呼出局の呼出符号が不確実であるときは、次のどれ...
- 3アマ 例題No.1 問14 次に掲げるもののうち、無線通信規則の規定に照らし、アマチュア局に禁止されていない伝送は、どれか。
- 3アマ 例題No.1 問12 モールス無線通信において、自局に対する呼出しであることが確実でない呼出しを受信したときは、どうしなければな...
- 3アマ オリジナルNo.3 問12 モールス無線通信において、相手局から「QSL?」と送られてきた。この意味として正しいものは、次のどれか。
- 3アマ オリジナルNo.2 問12 モールス無線通信において、相手局から「QSY」と送られてきた。この意味として正しいものは、次のどれか。
- 3アマ オリジナルNo.1 問14 無線通信規則の規定により、原則としてすべての局に禁止されている伝送は、次のどれか。
- 3アマ オリジナルNo.1 問12 他の無線局からの混信を受けていることを相手局に伝えるために使用するQ符号は、次のどれか。
- 3アマ オリジナルNo.1 問8 次の記述は、異なる国のアマチュア局相互間の伝送について、無線通信規則の規定に沿って述べたものである。[ ]...