略符号・略語 りゃくふごう
無線電信通信の業務用語として使う、無線局運用規則の別表第二号に定める略語又は符号をいう。無線電話通信では別表第四号の略語を使う。
「HH」(誤送の訂正)、「K」「AS」(応答)、「R」(受信証)、「VA」(通信の終了)、「EX」「VVV」(試験電波)を入れ替えた肢が出る。3アマはモールス符号そのもの(R=・-・)でも問われる。
モールス通信や無線電話で毎回使う決まり文句を、短い記号にしたものが略符号です。運用規則は「同じ意味の別の言葉を使ってはならない」と定めているので、略符号を覚えること自体が法規の学習になります。

無線局運用規則 第13条第1項無線電信による通信(以下「無線電信通信」という。)の業務用語には、別表第二号に定める略語又は符号(以下「略符号」という。)を使用するものとする。 ただし、デジタル選択呼出装置による通信(以下「デジタル選択呼出通信」という。)及び狭帯域直接印刷電信による通信(以下「狭帯域直接印刷電信通信」という。)については、この限りでない。
3アマ・4アマで実際に出た略符号
- DE 「こちらは」。呼出し・応答で相手局の呼出符号の次に1回送ります。長時間の送信中は10分ごとを標準に「DE」と自局の呼出符号を送ります。
- K 「どうぞ」。応答事項の次に送り、直ちに通報を受信します(運用規則23条3項)。
- AS 「お待ちください」。直ちに受信できない事由があるとき、「K」の代わりに分で表す概略の待つべき時間とともに送ります。10分以上なら理由も送ります。
- HH 誤送の訂正。手送の欧文で誤ったときに前置し、正しく送信した適当の語字から送り直します(31条)。
- RPT 反復。通報の反復を求めるときに前置します(33条)。無線電話では「反復」の次に反復する箇所を示します。
- R 受信証。通報を確実に受信したときに送ります。モールス符号は・-・(37条)。
- AR 送信の終了。1通の送信が終わった合図で、通信全体の終了ではありません。
- VA 通信の終了(38条)。モールス符号は・・・-・-。
- EX・VVV 試験電波。「EX」3回・「DE」1回・自局の呼出符号3回を送り、1分間聴守した後に「VVV」の連続と自局の呼出符号1回を送ります(39条)。
- OSO 非常。非常の場合の無線通信の呼出し・応答に3回前置します。無線電話では「非常」3回です(131条)。

「AR」と「VA」、「SN」と「R」
「AR」は1通の送信が終わった合図、「VA」は通信そのものの終了です。問題は「通信が終了したとき」と聞いて「AR」を混ぜてきます。「SN」は了解を示す略符号で、受信証の「R」や訂正の「HH」とは別物です。
誤送の訂正で、前置する符号を「HH」から「SN」「RPT」に、送り直す起点を「誤った語字から」「初めから」にすり替えた肢が出ます。正しくは「HH」を前置して、正しく送信した適当の語字からです。
この用語を押さえる問題
モールス無線通信において、通報を確実に受信したときに送信する略符号をモールス符号で表したものは、次のどれか。 注 モールス符号の点、線の長さ及び間隔は、簡略化してある。
正答: ・-・
運用規則37条。通報を確実に受信したときは受信証「R」を送る。R=・-・。肢1は「VE」(・・・- ・)、肢2は「TU」、肢4は「SK」(・・・ -・-)で通信終了の略符号。
この問題を解くモールス無線通信における手送による欧文の送信中において、誤った送信をしたことを知ったときは、どうしなければならないか。正しいものを次のうちから選べ。
正答: 「HH」を前置して、正しく送信した適当の語字から更に送信しなければならない。
運用規則31条。手送の誤送は訂正符号「HH」を前置し、「正しく送信した適当の語字」から送り直す。誤った語字からではない。
この問題を解くモールス無線通信において、通信が終了したときに送信する略符号は、次のどれか。
正答: 「VA」
運用規則38条。通信が終了したときは「VA」を送信する。「AR」は送信の終了、「K」は送信を促す符号、「EX」は試験電波の符号。
この問題を解くモールス無線通信において、相手局からの呼出しに応答する場合に、直ちに通報を受信することができない事由があるときは、応答事項の次に何を送信しなければならないか。正しいものを次のうちから選べ。
正答: 「AS」及び分で表す概略の待つべき時間
運用規則23条。直ちに通報を受信できないときは、応答事項の次に「AS」と分で表す概略の待つべき時間を送信する。待つべき時間が10分以上のときはその理由も送る。
この問題を解く問われた問題 23
- 三陸特 令和3年2月期 問7 一般通信方法における無線通信の原則として無線局運用規則に定める事項に該当するものはどれか。次のうちから選べ。
- 三陸特 令和2年2月期 問7 一般通信方法における無線通信の原則として無線局運用規則に定める事項に該当するものはどれか。次のうちから選べ。
- 4アマ 例題No.3 問12 非常の場合の無線通信において、無線電話により連絡を設定するための呼出しは、呼出事項に「非常」の略語を何回前...
- 4アマ 例題No.3 問10 無線電話通信において、相手局に対し通報の反復を求めようとするときは、どのようにすることになっているか。次の...
- 4アマ 例題No.3 問9 アマチュア局が長時間継続して通報を送信するときは、「こちらは」及び自局の呼出符号を何分ごとを標準として適当...
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- 3アマ 例題No.3 問14 次の記述は、アマチュア局における呼出符号の伝送について、無線通信規則の規定に沿って述べたものである。[ ]...
- 3アマ 例題No.3 問13 次の「 」内は、無線局がモールス無線電信により試験電波を発射する場合に送信する事項の一部である。[ ]内に...
- 3アマ 例題No.3 問12 モールス無線通信において、通報を確実に受信したときに送信する略符号をモールス符号で表したものは、次のどれか...
- 3アマ 例題No.3 問10 アマチュア局は、モールス無線通信において、長時間継続して通報を送信するときは、何分ごとを標準として適当に「...
- 3アマ 例題No.2 問14 モールス無線通信において、手送による欧文の送信中に誤った送信をしたことを知ったときは、次のどれによらなけれ...
- 3アマ 例題No.2 問10 電波を発射して行うモールス無線電信の機器の調整中、しばしばその電波の周波数により聴守を行って確かめなければ...
- 3アマ 例題No.1 問14 次に掲げるもののうち、無線通信規則の規定に照らし、アマチュア局に禁止されていない伝送は、どれか。
- 3アマ 例題No.1 問13 次の「 」内は、アマチュア局のモールス無線通信において、相手局(1局)を呼び出す場合に順次送信する事項であ...
- 3アマ 例題No.1 問11 モールス無線通信における手送による欧文の送信中において、誤った送信をしたことを知ったときは、どうしなければ...
- 3アマ オリジナルNo.3 問13 次の記述は、非常の場合の無線通信について、無線局運用規則の規定に沿って述べたものである。[ ]内に入れるべ...
- 3アマ オリジナルNo.3 問11 モールス無線通信において、通信が終了したときに送信する略符号は、次のどれか。
- 3アマ オリジナルNo.2 問13 次の記述は、試験電波の発射について、無線局運用規則の規定に沿って述べたものである。[ ]内に入れるべき字句...
- 3アマ オリジナルNo.2 問11 モールス無線通信において、相手局からの呼出しに応答する場合に、直ちに通報を受信することができない事由がある...
- 3アマ オリジナルNo.1 問14 無線通信規則の規定により、原則としてすべての局に禁止されている伝送は、次のどれか。
- 3アマ オリジナルNo.1 問13 次の「 」内は、アマチュア局のモールス無線通信において、相手局からの呼出しに応答する場合に順次送信する事項...
- 3アマ オリジナルNo.1 問11 モールス無線通信において、応答に際して直ちに通報を受信しようとするときに、応答事項の次に送信する略符号は、...
- 3アマ オリジナルNo.1 問8 次の記述は、異なる国のアマチュア局相互間の伝送について、無線通信規則の規定に沿って述べたものである。[ ]...