無線設備 むせんせつび
無線電信、無線電話その他電波を送り、又は受けるための電気的設備をいう。送信機・受信機・空中線などの「物」の側で、これに操作を行う者を加えた総体が無線局になる。
無線局の定義「無線設備及び無線設備の操作を行う者の総体」の構成要素として出る。操作の範囲では「無線設備の外部の転換装置で電波の質に影響を及ぼさないものの技術操作」の形。一陸技では落成後の検査(第10条)の対象「無線設備、無線従事者の資格及び員数並びに時計及び書類」の一つ。
トランシーバーの本体、アンテナ、電源、それらをつなぐケーブルまで含めた「電波を出し入れする機械一式」が無線設備です。人は含みません。機械に人を足したものが無線局なので、無線設備は無線局の「物」の半分に当たります。

電波法 第2条第2号から第4号まで二 「無線電信」とは、電波を利用して、符号を送り、又は受けるための通信設備をいう。 三 「無線電話」とは、電波を利用して、音声その他の音響を送り、又は受けるための通信設備をいう。 四 「無線設備」とは、無線電信、無線電話その他電波を送り、又は受けるための電気的設備をいう。
「送り、又は受ける」なので受信設備も無線設備
定義は「電波を送り、又は受けるための」なので、受信だけの設備も無線設備です。一方で無線局の定義には「受信のみを目的とするものを含まない」という但書があります。つまり受信専用のレシーバーは無線設備ではあるが、無線局ではありません。

無線局の定義問題での役割
陸特で毎回のように出る「無線局の定義として正しいものはどれか」は、無線設備及び無線設備の操作を行う者の総体を選ぶ問題です。無線設備と組む相手は「操作を行う者」であって、「無線従事者」でも「管理する者」でも「操作の監督を行う者」でもありません。
操作の範囲・検査でも主語になる
陸上特殊無線技士の操作の範囲は「無線設備の外部の転換装置で電波の質に影響を及ぼさないものの技術操作」と、無線設備を主語に書かれています。落成後の検査や定期検査の対象も「無線設備、無線従事者の資格及び員数並びに時計及び書類」で、無線設備が先頭です。
この用語を押さえる問題
「無線局」の定義として、正しいものはどれか。次のうちから選べ。
正答: 無線設備及び無線設備の操作を行う者の総体をいう。ただし、受信のみを目的とするものを含まない。
正しい記述です。電波法第2条第5号で、無線局とは「無線設備及び無線設備の操作を行う者の総体をいう。但し、受信のみを目的とするものを含まない」と定義されています。
この問題を解く「無線局」の定義として、正しいものはどれか。次のうちから選べ。
正答: 無線設備及び無線設備の操作を行う者の総体をいう。ただし、受信のみを目的とするものを含まない。
電波法第2条第5号の定義そのもの。「無線設備」と「操作を行う者」の総体で、受信のみを目的とするものは含まない。
この問題を解く第二級陸上特殊無線技士の資格を有する者が、陸上の無線局で人工衛星局の中継により無線通信を行うものの多重無線設備の外部の転換装置で電波の質に影響を及ぼさないものの技術操作を行うことができるのは、空中線電力何ワット以下のものか。次のうちから選べ。
正答: 50ワット
正しい記述です。電波法施行令第3条により、第二級陸上特殊無線技士は、陸上の無線局で人工衛星局の中継により無線通信を行うものの多重無線設備で空中線電力50ワット以下のものの外部の転換装置で電波の質に影響を及ぼさないものの技術操作を行うことができます。
この問題を解く固定局の工事落成後の検査に関する次の記述のうち、電波法(第10条)の規定に照らし、この規定に定めるところに適合するものはどれか。下の1から4までのうちから一つ選べ。
正答: 電波法第8条の予備免許を受けた者は、工事が落成したときは、その旨を総務大臣に届け出て、その無線設備、無線従事者の資格(主任無線従事者の要件に係るものを含む。)及び員数並びに時計及び書類について検査を受けなければならない。
正しい。電波法第10条第1項は、予備免許を受けた者は工事が落成したときはその旨を総務大臣に届け出て、「その無線設備、無線従事者の資格(第三十九条第三項に規定する主任無線従事者の要件に係るものを含む。)及び員数並びに時計及び書類」について検査(落成後の検査)を受けなければならないと定めている。
この問題を解く問われた問題 40
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- 一陸技 令和8年7月期 問9 次の記述は、人工衛星局の位置の維持について述べたものである。電波法施行規則(第32条の4)の規定に照らし、...
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- 一陸技 令和8年7月期 問7 次の記述は、無線設備から発射される電波の強度(電界強度、磁界強度、電力束密度及び磁束密度をいう。)に対する...
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- 一陸技 令和8年7月期 問2 固定局の工事落成後の検査に関する次の記述のうち、電波法(第10条)の規定に照らし、この規定に定めるところに...
- 一陸技 令和8年7月期 問1 次の記述は、電気通信業務を行うことを目的として開設する無線局の免許の申請について述べたものである。電波法(...
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- 一陸技 令和8年1月期 問12 次の記述は、非常時運用人による無線局(登録局を除く。)の運用について述べたものである。電波法(第70条の7...
- 一陸技 令和8年1月期 問11 無線従事者に対する処分、無線従事者の配置並びに免許証の再交付及び返納に関する次の記述のうち、電波法(第79...
- 一陸技 令和8年1月期 問9 次の記述は、空中線等の保安施設について述べたものである。電波法施行規則(第26条)の規定に照らし、[ ]内...
- 一陸技 令和8年1月期 問7 空中線電力の表示に関する次の記述のうち、電波法施行規則(第4条の4)の規定に照らし、この規定に定めるところ...
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- 三陸特 例題No.3 問10 無線従事者が電波法又は電波法に基づく命令に違反したときに総務大臣から受けることがある処分はどれか。次のうち...
- 三陸特 例題No.3 問5 第二級陸上特殊無線技士の資格を有する者の無線設備の操作の対象となる「陸上の無線局」に該当するものはどれか。...
- 三陸特 例題No.2 問10 総務大臣から無線従事者がその免許を取り消されることがあるのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 三陸特 例題No.2 問8 無線局の臨時検査(電波法第73条第5項の検査)において検査されることがあるものはどれか。次のうちから選べ。
- 三陸特 例題No.2 問5 第三級陸上特殊無線技士の資格を有する者が、陸上の無線局の空中線電力50ワット以下の無線設備(レーダー及び人...
- 三陸特 例題No.2 問2 無線局の無線設備の変更の工事の許可を受けた免許人は、総務省令で定める場合を除き、どのような手続をとった後で...
- 三陸特 例題No.2 問1 基地局を開設しようとする者は、どうしなければならないか。次のうちから選べ。
- 三陸特 例題No.1 問11 無線局の免許人は、免許記録に記録した免許人の住所に変更を生じたときは、どうしなければならないか。次のうちか...
- 三陸特 例題No.1 問10 総務大臣から無線従事者がその免許を取り消されることがある場合に該当しないものはどれか。次のうちから選べ。
- 三陸特 例題No.1 問7 無線局がなるべく擬似空中線回路を使用しなければならないのはどの場合か。次のうちから選べ。
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- 三陸特 例題No.1 問4 次の記述は、「無線従事者」の定義である。電波法の規定に照らし、[ ]内に入れるべき字句を下の番号から選べ。...
- 三陸特 例題No.1 問3 次の記述は、電波の質について述べたものである。電波法の規定に照らし、[ ]内に入れるべき字句を下の番号から...
- 三陸特 例題No.1 問2 無線局の免許人があらかじめ総務大臣の許可を受けなければならないのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 三陸特 例題No.1 問1 「無線局」の定義として、正しいものはどれか。次のうちから選べ。
- 三陸特 令和4年2月期 問10 総務大臣から無線従事者がその免許を取り消されることがあるのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 三陸特 令和4年2月期 問8 無線局の臨時検査(電波法第73条第5項の検査)において検査されることがあるものはどれか。次のうちから選べ。
- 三陸特 令和4年2月期 問5 第三級陸上特殊無線技士の資格を有する者が、陸上の無線局の空中線電力50ワット以下の無線設備(レーダー及び人...
- 三陸特 令和4年2月期 問1 無線局の免許状に記載される事項に該当しないものはどれか。次のうちから選べ。
- 三陸特 令和3年10月期 問12 陸上移動局(包括免許に係る特定無線局を除く。)の免許状は、どこに備え付けておかなければならないか。次のうち...