空中線(アンテナ) くうちゅうせん
電波を空間へ送り出し、又は受けるための装置で、いわゆるアンテナ。送信空中線の型式及び構成は、利得及び能率がなるべく大であること、整合が十分であること、満足な指向特性が得られることに適合しなければならない(無線設備規則第20条)。
「空中線の型式及び構成」は免許記録の記載事項ではない(工事設計書の事項)。電波の質が不適合のときの命令として「空中線の撤去を命ずる」は誤答。免許が効力を失ったときは、免許人であった者が遅滞なく空中線の撤去その他の電波の発射を防止する措置を講じる。
法令では、アンテナを空中線と呼びます。空中線電力は、送信機から空中線に供給される電力のことです。
無線設備規則 第20条送信空中線の型式及び構成は、左の各号に適合するものでなければならない。 一 空中線の利得及び能率がなるべく大であること。 二 整合が十分であること。 三 満足な指向特性が得られること。

「撤去を命ずる」処分はない
電波の質が総務省令に適合しないとき、総務大臣ができるのは臨時の電波の発射の停止です。空中線を撤去させる命令は電波法にありません。空中線の撤去が出てくるのは、免許が効力を失った後の措置です。
電波法 第78条無線局の免許等がその効力を失つたときは、免許人等であつた者は、遅滞なく空中線の撤去その他の総務省令で定める電波の発射を防止するために必要な措置を講じなければならない。

試験・調整は擬似空中線回路で
無線設備の機器の試験又は調整のために運用するときは、なるべく擬似空中線回路を使います。電波を空中線から空間に出さずに済むからです。

電波の質が適合しないときの命令として「空中線の撤去を命ずる」が並びます。正しくは臨時に電波の発射の停止を命ずるです。
この用語を押さえる問題
総務大臣は、無線局の発射する電波の質が総務省令で定めるものに適合していないと認めるときは、その無線局に対してどのような処分を行うことができるか。次のうちから選べ。
正答: 臨時に電波の発射の停止を命ずる。
正しい記述です。電波法第72条により、総務大臣は無線局の発射する電波の質が総務省令で定めるものに適合していないと認めるときは、その無線局に対して臨時に電波の発射の停止を命ずることができます。
この問題を解く無線局の免許がその効力を失ったとき、免許人であった者が遅滞なく講じなければならない措置として、電波法に規定されているものは、次のどれか。
正答: 空中線の撤去その他の総務省令で定める電波の発射を防止するために必要な措置を講ずる。
電波法78条。免許が効力を失ったときは、免許人であった者は遅滞なく空中線の撤去その他の電波の発射を防止するために必要な措置を講じなければならない。
この問題を解く電波法の規定により、無線局がなるべく擬似空中線回路を使用しなければならないのは、次のどの場合か。
正答: 無線設備の機器の試験又は調整を行うとき。
電波法57条。無線局は、無線設備の機器の試験または調整を行うために運用するとき、および実験等無線局を運用するときは、なるべく擬似空中線回路を使用しなければならない。
この問題を解く問われた問題 20
- 一陸技 令和8年7月期 問8 無線局に係る安全施設等に関する次の記述のうち、電波法施行規則(第21条の3、第23条、第25条及び第26条...
- 一陸技 令和8年1月期 問13 次に掲げる事項のうち、空中線の指向特性を定めるものに該当しないものはどれか。無線設備規則(第22条)の規定...
- 一陸技 令和8年1月期 問9 次の記述は、空中線等の保安施設について述べたものである。電波法施行規則(第26条)の規定に照らし、[ ]内...
- 一陸技 令和8年1月期 問8 次の記述は、高圧電気(高周波若しくは交流の電圧300ボルト又は直流の電圧750ボルトを超える電気をいう。)...
- 一陸技 令和8年1月期 問6 次の記述は、空中線電力等の定義について述べたものである。電波法施行規則(第2条)の規定に照らし、[ ]内に...
- 三陸特 例題No.1 問8 総務大臣は、無線局の発射する電波の質が総務省令で定めるものに適合していないと認めるときは、その無線局に対し...
- 三陸特 例題No.1 問7 無線局がなるべく擬似空中線回路を使用しなければならないのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 三陸特 令和4年2月期 問1 無線局の免許状に記載される事項に該当しないものはどれか。次のうちから選べ。
- 三陸特 令和3年6月期 問8 総務大臣は、無線局の発射する電波の質が総務省令で定めるものに適合していないと認めるときは、その無線局に対し...
- 三陸特 令和3年2月期 問9 総務大臣は、無線局の発射する電波の質が総務省令で定めるものに適合していないと認めるときは、その無線局に対し...
- 三陸特 令和3年2月期 問1 無線局の免許状に記載される事項に該当しないものはどれか。次のうちから選べ。
- 三陸特 令和元年10月期 問8 総務大臣は、無線局の発射する電波の質が総務省令で定めるものに適合していないと認めるときは、その無線局に対し...
- 二陸特 例題No.2 問8 総務大臣は、無線局の発射する電波の質が総務省令で定めるものに適合していないと認めるときは、その無線局に対し...
- 二陸特 令和4年2月期 問10 総務大臣は、無線局の発射する電波の質が総務省令で定めるものに適合していないと認めるときは、その無線局に対し...
- 二陸特 令和3年10月期 問7 無線局がなるべく擬似空中線回路を使用しなければならないのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 4アマ 例題No.3 問6 免許人が電波法に基づく処分に違反したとき、その無線局について総務大臣から受けることがある処分は、次のどれか。
- 4アマ 例題No.1 問8 電波法の規定により、無線局がなるべく擬似空中線回路を使用しなければならないのは、次のどの場合か。
- 3アマ オリジナルNo.3 問10 次の記述は、無線設備の機器の試験又は調整のための運用について、電波法の規定に沿って述べたものである。[ ]...
- 3アマ オリジナルNo.3 問7 無線局の免許がその効力を失ったとき、免許人であった者が遅滞なく講じなければならない措置として、電波法に規定...
- 3アマ オリジナルNo.2 問3 次の記述は、周波数の安定のための条件について、無線設備規則の規定に沿って述べたものである。[ ]内に入れる...