免許記録(旧・免許状) めんきょきろく
総務大臣が無線局の免許を与えたときに作成する電磁的記録。免許人の氏名、無線局の目的、通信の相手方及び通信事項、設置場所、識別信号、電波の型式及び周波数などを記録する。旧法の免許状に当たる。
記録(記載)事項に「空中線の型式及び構成」を混ぜる肢。記録した事項(住所など)に変更を生じたときは「遅滞なく総務大臣に届け出る」。古い過去問は免許状で出て「免許状を総務大臣に提出し、訂正を受ける」「効力を失ったら1箇月以内に返納」が正答。無線従事者の免許証との混同がひっかけ。
免許記録は、無線局の免許の内容を総務大臣が電子的に記録した台帳です。以前は紙の「免許状」を免許人に交付していましたが、改正で免許記録に置き換わりました。古い過去問(2019〜2022年期)は免許状の形で出題されます。人に与えられる無線従事者の免許証とは別物です。


電波法 第14条第1項総務大臣は、免許を与えたときは、当該免許に係る次に掲げる事項を記録した電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によつては認識することができない方式で作られる記録であつて、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。以下同じ。)を作成し、総務省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨及び総務省令で定める事項を当該免許に係る免許人(無線局の免許を受けた者をいう。以下同じ。)に通知するとともに、当該電磁的記録に記録されている事項を、当該免許の有効期間中、当該免許人が閲覧することができる状態に置かなければならない。 一 免許の年月日及び免許の番号 二 免許人の氏名又は名称及び住所 三 無線局の種別 四 無線局の目的(主たる目的及び従たる目的を有する無線局にあつては、その主従の区別を含む。) 五 通信の相手方及び通信事項 六 無線設備の設置場所 七 免許の有効期間 八 識別信号 九 電波の型式及び周波数 十 空中線電力 十一 運用許容時間
記録される事項と、免許事項証明書
免許の年月日及び番号、免許人の氏名又は名称及び住所、無線局の種別、目的、通信の相手方及び通信事項、設置場所、免許の有効期間、識別信号、電波の型式及び周波数、空中線電力、運用許容時間の11項目です。「空中線の型式及び構成」は含まれません。それは申請時の工事設計書に書く事項です。免許人は、免許記録の事項を証明した書面(免許事項証明書)の交付を総務大臣に請求できます(第14条の2)。
記録した事項に変更が生じたら「遅滞なく届出」
免許人の住所など、免許記録に記録した事項に変更を生じたときは、免許人は遅滞なく、その旨を総務大臣に届け出ます(第21条第2項)。総務大臣が免許記録を変更して免許人に通知します。許可や指定の変更があったときも同様に総務大臣が免許記録を変更します(同条第1項)。
電波法 第21条第2項免許人は、前項第一号に掲げる場合に該当しない場合において、免許記録に記録した事項に変更を生じたときは、総務省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨を総務大臣に届け出なければならない。

運用の根拠になるのは免許記録
無線局を運用するときは、遭難通信を行う場合を除き、無線設備の設置場所、識別信号、電波の型式及び周波数は免許記録に記録されたところによらなければなりません(第53条)。免許の申請書の写しや無線局事項書の写し、無線従事者の免許証は運用の根拠ではありません。備付けについては免許状の掲示・備付けを見てください。
古い過去問では免許状で出ます。「免許状に記載した事項に変更を生じたとき」は「免許状を総務大臣に提出し、訂正を受ける」が正答で、届出・報告・再交付は誤答です。「免許がその効力を失ったとき」は「1箇月以内に総務大臣に返納する」が正答でした(旧第24条)。詳しくは免許状の返納へ。
この用語を押さえる問題
無線局の免許状に記載される事項に該当しないものはどれか。次のうちから選べ。
正答: 空中線の型式及び構成
出題当時の電波法第14条第2項の免許状記載事項(現行法では第14条第1項の免許記録の記録事項)に「空中線の型式及び構成」はありません。記載されるのは空中線電力であり、空中線の型式や構成は免許申請書に添付する工事設計書の記載事項です。
この問題を解く無線局の免許人は、免許記録に記録した免許人の住所に変更を生じたときは、どうしなければならないか。次のうちから選べ。
正答: 総務省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨を総務大臣に届け出る。
電波法21条2項。許可・指定変更の対象でない事項(住所など)について免許記録の記録事項に変更が生じたときは、遅滞なく総務大臣に届け出る。旧法の免許状訂正申請は廃止された。
この問題を解く無線局の免許人は、免許状に記載した住所に変更を生じたときは、どうしなければならないか。次のうちから選べ。
正答: 免許状を総務大臣に提出し、訂正を受ける。
出題当時の規定では正答です。旧電波法第21条により、免許人は免許状に記載した事項に変更を生じたときは、その免許状を総務大臣に提出し、訂正を受けなければなりませんでした。免許状は現行法では免許記録(電波法第14条)に変わり、記録事項に変更を生じたときは遅滞なくその旨を総務大臣に届け出ます(現行第21条第2項)。
この問題を解くアマチュア局を運用する場合、電波法の規定により、電波の型式及び周波数は、遭難通信を行う場合を除き、次のどの業務書類に記載又は記録されたところによらなければならないか。
正答: 免許記録
電波法53条。無線設備の設置場所・識別信号・電波の型式・周波数は、遭難通信を除き免許記録に記録されているところによらなければならない。
この問題を解く問われた問題 40
- 三陸特 例題No.3 問12 陸上移動局の免許記録は、総務省令で定める方法により、どこに備え付けておかなければならないか。次のうちから選べ。
- 三陸特 例題No.3 問11 無線局の免許がその効力を失ったときに、総務大臣がしなければならないことは何か。次のうちから選べ。
- 三陸特 例題No.3 問2 無線局の免許人は、電波の型式及び周波数の指定の変更を受けようとするときは、どうしなければならないか。次のう...
- 三陸特 例題No.2 問12 基地局に備え付けておかなければならない業務書類はどれか。次のうちから選べ。
- 三陸特 例題No.2 問11 免許人は、無線局の免許がその効力を失ったときは、当該効力を失った免許に係る免許記録の写し及び免許事項証明書...
- 三陸特 例題No.2 問9 総務大臣から無線局の免許が取り消されることがあるのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 三陸特 例題No.1 問11 無線局の免許人は、免許記録に記録した免許人の住所に変更を生じたときは、どうしなければならないか。次のうちか...
- 三陸特 例題No.1 問6 無線従事者は、その業務に従事しているときは、無線従事者の免許証をどのようにしていなければならないか。次のう...
- 三陸特 令和4年2月期 問12 無線局の免許人は、免許状に記載した事項に変更を生じたときは、どうしなければならないか。次のうちから選べ。
- 三陸特 令和4年2月期 問9 無線局の免許人が電波法又は電波法に基づく命令に違反したときに総務大臣が行うことができる処分はどれか。次のう...
- 三陸特 令和4年2月期 問1 無線局の免許状に記載される事項に該当しないものはどれか。次のうちから選べ。
- 三陸特 令和3年10月期 問12 陸上移動局(包括免許に係る特定無線局を除く。)の免許状は、どこに備え付けておかなければならないか。次のうち...
- 三陸特 令和3年10月期 問11 無線局の免許がその効力を失ったときは、免許人であった者は、その免許状をどうしなければならないか。次のうちか...
- 三陸特 令和3年10月期 問4 次の記述は、無線従事者の免許証について述べたものである。電波法施行規則の規定に照らし、[ ]内に入れるべき...
- 三陸特 令和3年6月期 問11 無線局の免許状を1箇月以内に総務大臣に返納しなければならないのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 三陸特 令和3年6月期 問7 無線局を運用する場合においては、遭難通信を行う場合を除き、電波の型式及び周波数は、どの書類に記載されたとこ...
- 三陸特 令和3年6月期 問4 無線従事者は、免許証を失ったためにその再交付を受けた後、失った免許証を発見したときは、発見した日から何日以...
- 三陸特 令和3年2月期 問11 無線局の免許がその効力を失ったときは、免許人であった者は、その免許状をどうしなければならないか。次のうちか...
- 三陸特 令和3年2月期 問1 無線局の免許状に記載される事項に該当しないものはどれか。次のうちから選べ。
- 三陸特 令和2年10月期 問11 無線局の免許状を1箇月以内に総務大臣に返納しなければならないのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 三陸特 令和2年10月期 問8 総務大臣が無線局に対して臨時に電波の発射の停止を命ずることができるのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 三陸特 令和2年10月期 問3 電波法に規定する電波の質に該当するものはどれか。次のうちから選べ。
- 三陸特 令和2年10月期 問1 無線局の無線設備の変更の工事の許可を受けた免許人は、総務省令で定める場合を除き、どのような手続をとった後で...
- 三陸特 令和2年2月期 問11 無線局の免許がその効力を失ったときは、免許人であった者は、その免許状をどうしなければならないか。次のうちか...
- 三陸特 令和2年2月期 問4 無線従事者は、免許証を失ったためにその再交付を受けた後、失った免許証を発見したときは、発見した日から何日以...
- 三陸特 令和元年10月期 問12 基地局に備え付けておかなければならない書類はどれか。次のうちから選べ。
- 三陸特 令和元年10月期 問11 無線局の免許状を1箇月以内に総務大臣に返納しなければならないのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 三陸特 令和元年6月期 問11 無線局の免許状を1箇月以内に総務大臣に返納しなければならないのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 三陸特 令和元年6月期 問8 総務大臣が無線局に対して臨時に電波の発射の停止を命ずることができるのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 三陸特 令和元年6月期 問7 無線局を運用する場合においては、遭難通信を行う場合を除き、電波の型式及び周波数は、どの書類に記載されたとこ...
- 三陸特 令和元年6月期 問3 次の記述は、電波の質について述べたものである。電波法の規定に照らし、[ ]内に入れるべき字句を下の番号から...
- 三陸特 平成31年2月期 問11 無線局の免許状を1箇月以内に総務大臣に返納しなければならないのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 三陸特 平成31年2月期 問8 総務大臣が無線局に対して臨時に電波の発射の停止を命ずることができるのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 三陸特 平成31年2月期 問1 無線局の免許人は、識別信号(呼出符号、呼出名称等をいう。)の指定の変更を受けようとするときは、どうしなけれ...
- 二陸特 例題No.3 問12 固定局に備え付けておかなければならない業務書類はどれか。次のうちから選べ。
- 二陸特 例題No.3 問11 免許人は、無線局の免許がその効力を失ったときは、当該効力を失った免許に係る免許記録の写し及び免許事項証明書...
- 二陸特 例題No.2 問11 無線局の免許がその効力を失ったときに、総務大臣がしなければならないことは何か。次のうちから選べ。
- 二陸特 例題No.2 問9 総務大臣から無線局の免許が取り消されることがあるのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 二陸特 例題No.2 問2 無線局の免許人は、識別信号(呼出符号、呼出名称等をいう。)の指定の変更を受けようとするときは、どうしなけれ...
- 二陸特 例題No.1 問11 無線局の免許人は、免許記録に記録した免許人の住所に変更を生じたときは、どうしなければならないか。次のうちか...