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コンデンサの種類(電解・セラミック・可変) こんでんさのしゅるい

4アマ 3アマ 三陸特 二陸特 一陸技

電気をためるコンデンサには、材料と形の違う種類がある。容量が大きく+−の向き(極性)がある電解コンデンサ、小さく高周波向きのセラミックコンデンサ、つまみで容量を変える可変コンデンサ(バリコン・トリマ)など。

試験ではここ

3アマで「平滑回路には大容量の[コンデンサ]と[チョークコイル]」(抵抗・水晶振動子は誤り)。一陸技の Q メータでは可変コンデンサ C を回して共振させる。種類の暗記より、電解=極性あり・平滑用、可変=同調用、と役割で覚える。

コンデンサの働き(直流は通さず、交流は周波数が高いほど通す)はコンデンサとコイルの項目にあります。ここでは実物の部品として、どんな種類がどこに使われるかを見ます。容量の大きさと、+−の向きがあるかどうかが選び方の分かれ目です。

円筒形の電解コンデンサ、円板形のセラミックコンデンサ、つまみ付きの可変コンデンサ(バリコン)、ドライバで回すトリマコンデンサの見た目と、それぞれの図記号を並べた図
見た目と図記号。電解には+の印、可変には斜めの矢印

おもな種類と使い道

  • 電解コンデンサ 数〔μF〕〜数千〔μF〕と大容量。極性(+−)がある。電源の平滑回路に使う
  • セラミックコンデンサ 数〔pF〕〜0.1〔μF〕程度。極性なし。高周波のバイパス・結合に使う
  • フィルムコンデンサ 極性なし。容量が安定していて、低周波のフィルタなどに使う
  • 可変コンデンサ(バリコン) つまみで数〔pF〕〜数百〔pF〕を変えられる。受信機の同調回路で周波数を合わせる
  • トリマコンデンサ ドライバで回して一度合わせ、あとは動かさない調整用

表示の読み方

3 けた表示(セラミックなど)
C = (10a + b) \times 10^{c}\ \text{〔pF〕}

「104」なら a=1、b=0、c=4。単位は pF(ピコファラド)

数値例です。「104」は 10×10⁴=100,000〔pF〕=0.1〔μF〕、「103」は 0.01〔μF〕です。電解コンデンサには「1000μF 25V」のように容量と耐圧が直接書いてあります。耐圧はかかる電圧より高いものを選びます。

電解コンデンサの足の長い方が+、側面の帯の側が−であることと、セラミックコンデンサの「104」を 0.1μF と読む手順を示した図
電解の向きの見分け方と、3 けた表示の読み方

典型問題の解き方(平滑回路の部品)

3アマ オリジナル No.2 問26。「整流回路の出力は脈流であり、これを直流に近づけるために[A]回路を用いる。大容量の[B]と[C]が用いられる」

  1. A 脈流をならして直流に近づけるのは平滑回路。安定化回路は電圧を一定に保つ別の回路
  2. B 電気をためて谷を埋めるのは大容量のコンデンサ。ここで電解コンデンサが使われる
  3. C 電流の変化を嫌うチョークコイル。水晶振動子は発振回路の部品なので誤り
  4. 答え A:平滑 B:コンデンサ C:チョークコイル
ひっかけ

電解コンデンサには向きがあります。+−を逆につないだり、耐圧を超える電圧をかけたりすると、発熱して膨らみ、破裂することもあります。セラミックコンデンサには向きがありません。並列で容量が増え、直列で減るのは抵抗と逆です。

先生の挿絵。電解コンデンサを逆向きに差そうとする受験生
電解コンデンサには +− の向きがある

この用語を押さえる問題

3アマ ・ ブートラボ オリジナル問題 無線工学 No.2 問26

次の記述の[ ]内に入れるべき字句の組合せで、正しいのはどれか。 整流回路の出力は脈流であり、これを直流に近づけるために[A]回路を用いる。この回路には、大容量の[B]と[C]が用いられる。

正答: A:平滑 B:コンデンサ C:チョークコイル

正しい。平滑回路では、コンデンサが脈流の山で充電し谷で放電して電圧の変動を埋め、直列に入れたチョークコイルが電流の変化を妨げてリプルをさらに小さくする。

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一陸技 ・ 日本無線協会 令和8年7月期 無線工学の基礎 問20

次の記述は、図に示す原理的な Q メータによるコイルの尖鋭度 Q の測定原理について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、回路は静電容量が C〔F〕で共振状態にあるものとし、交流電圧計 V の内部抵抗は無限大とする。 (1) C...

正答: A=V₁/RX B=1/(ωC) C=V₂/V₁

正しい。直列共振では LX と C のリアクタンスが打ち消し合い、回路インピーダンスは RX だけになるので IC = V₁/RX(A)。C の両端電圧はこの電流にリアクタンスを掛けて V₂ = IC×1/(ωC) = V₁/(ωCRX)(B = 1/(ωC))。共振時は 1/(ωC) = ωLX なので V₂/V₁ = ωLX/RX = Q(C)。V₁ を一定にしておけば電圧計 V の指示 V₂ が Q に比例し、目盛から Q を直読できる。

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問われた問題 2

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