送信装置の条件 そうしんそうちのじょうけん
周波数をその許容偏差内に維持するために送信装置が満たすべき条件。電源電圧又は負荷の変化、外囲の温度若しくは湿度の変化、振動又は衝撃によって周波数がずれないこと。
穴埋めで「電源電圧又は負荷の変化によって発振周波数に影響を与えない」「発振回路の方式は外囲の温度若しくは湿度」「移動局は振動又は衝撃」の3組が問われる。「影響を与えない」と「影響を受けない」の入れ替え、「気圧」「環境の急激な変化」へのすり替えに注意。
送信機が出す電波の周波数は、電源の電圧が下がったり、温度が変わったり、揺れたりすると少しずれます。周波数の許容偏差の中に収まるよう、無線設備規則は送信装置と発振回路に「ずれにくい作り」を求めています。これが周波数の安定のための条件です。

無線設備規則 第15条1 周波数をその許容偏差内に維持するため、送信装置は、できる限り電源電圧又は負荷の変化によつて発振周波数に影響を与えないものでなければならない。 2 周波数をその許容偏差内に維持するため、発振回路の方式は、できる限り外囲の温度若しくは湿度の変化によつて影響を受けないものでなければならない。 3 移動局(移動するアマチュア局を含む。)の送信装置は、実際上起り得る振動又は衝撃によつても周波数をその許容偏差内に維持するものでなければならない。
3つの条件を主語で整理
何が・何によって・どうなる

水晶発振子の条件
無線設備規則第16条は、水晶発振回路に使う水晶発振子に2つの条件を付けます。発振周波数があらかじめ試験を行って決定されていること、恒温槽があるときは温度変化の許容値を正確に維持することです。
無線設備規則 第16条水晶発振回路に使用する水晶発振子は、周波数をその許容偏差内に維持するため、左の条件に適合するものでなければならない。 一 発振周波数が当該送信装置の水晶発振回路により又はこれと同一の条件の回路によりあらかじめ試験を行つて決定されているものであること。 二 恒温槽を有する場合は、恒温槽は水晶発振子の温度係数に応じてその温度変化の許容値を正確に維持するものであること。
空中線電力の許容偏差(第14条)
無線設備規則第14条は空中線電力の許容偏差を送信設備の区別ごとに表で定めています。これは電波法第28条の電波の質には含まれないので、電波の質の穴埋めで「空中線電力の偏差」が出たら誤りです。
一陸技では「発振周波数に影響を与えない」を「発振周波数の影響を受けない」に、「外囲の温度又は湿度」を「気圧」に、「振動又は衝撃」を「環境の急激な変化」に変えた組合せが出ました。送信装置の条件は「電源電圧又は負荷の変化」で、「温度又は湿度の変化」は発振回路の方式の側です。
この用語を押さえる問題
次の記述は、周波数の安定のための条件について述べたものである。無線設備規則(第15条)の規定に照らし、[ ]内に入れるべき最も適切な字句の組合せを下の1から4までのうちから一つ選べ。 ① 周波数をその許容偏差内に維持するため、送信装置は、できる限り電源電圧又は負荷の変化によ...
正答: A=発振周波数に影響を与えない B=外囲の温度又は湿度 C=振動又は衝撃
正しい組合せ。無線設備規則第15条は、第1項で送信装置は電源電圧又は負荷の変化によって「発振周波数に影響を与えない」こと、第2項で発振回路の方式は「外囲の温度若しくは湿度」の変化によって影響を受けないこと、第3項で移動局の送信装置は実際上起り得る「振動又は衝撃」によっても周波数を許容偏差内に維持することを求めている。
この問題を解く次の記述は、周波数の安定のための条件について、無線設備規則の規定に沿って述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を下の番号から選べ。 周波数をその許容偏差内に維持するため、送信装置は、できる限り[ ]によって発振周波数に影響を与えないものでなければならない。
正答: 電源電圧又は負荷の変化
設備規則15条1項。送信装置はできる限り「電源電圧又は負荷の変化」によって発振周波数に影響を与えないものでなければならない。
この問題を解く問われた問題 12
- 一陸技 令和8年7月期 問11 次の記述は、周波数の安定のための条件について述べたものである。無線設備規則(第15条)の規定に照らし、[ ...
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