移動局 いどうきょく
船舶局、遭難自動通報局、船上通信局、航空機局、陸上移動局、携帯局その他移動中又は特定しない地点に停止中運用する無線局をいう。陸上局と組で移動業務を行う。
一陸技は設備の条文の主語で出る。「移動局(移動するアマチュア局を含む。)の送信装置は、実際上起り得る振動又は衝撃によっても周波数をその許容偏差内に維持する」(無線設備規則15条)。高圧電気の2.5メートルの例外「移動局であって、その移動体の構造上困難」(施行規則25条)。
船、航空機、車、手持ちの無線機のように、動きながら(または決まっていない場所に止まって)使う局をまとめて移動局と呼びます。陸上局の反対側です。
電波法施行規則 第4条第1項第14号移動局 船舶局、遭難自動通報局、船上通信局、航空機局、陸上移動局、携帯局その他移動中又は特定しない地点に停止中運用する無線局をいう。
電波法施行規則 第3条第1項第5号移動業務 移動局(陸上(河川、湖沼その他これらに準ずる水域を含む。第八号の二並びに次条第一項第六号、第七号の三、第十二号及び第十三号において同じ。)を移動中又はその特定しない地点に停止中に使用する受信設備(無線局のものを除く。第八号及び第八号の三において「陸上移動受信設備」という。)を含む。)と陸上局との間又は移動局相互間の無線通信業務(陸上移動中継局の中継によるものを含む。)をいう。

「停止中」でも移動局
定義は「移動中又は特定しない地点に停止中運用する」です。車を止めて使っても、止める場所が決まっていなければ移動局です。決まった場所に据え付けて使うなら固定局や陸上局になります。

移動局だから課される設備の条件
無線設備規則 第15条第3項移動局(移動するアマチュア局を含む。)の送信装置は、実際上起り得る振動又は衝撃によつても周波数をその許容偏差内に維持するものでなければならない。
動く局は揺れや衝撃を受けるので、それでも周波数が許容偏差に収まることが求められます。高圧電気の空中線の高さ2.5メートルも、移動体の構造上困難なら例外にできます。
電波法施行規則 第25条送信設備の空中線、給電線若しくはカウンターポイズであつて高圧電気を通ずるものは、その高さが人の歩行その他起居する平面から二・五メートル以上のものでなければならない。 二 移動局であつて、その移動体の構造上困難であり、且つ、無線従事者以外の者が出入しない場所にある場合
無線設備規則第15条の空欄で、「振動又は衝撃」を「環境の急激な変化」に、外囲の「温度又は湿度」を「気圧」にすり替えた組合せが出ます。移動局に求められるのは振動又は衝撃です。
第25条の例外は「無線従事者以外の者が出入しない場所」です。第23条の「取扱者のほか出入できない」と主語が違い、入れ替えて出されます。

この用語を押さえる問題
次の記述は、周波数の安定のための条件について述べたものである。無線設備規則(第15条)の規定に照らし、[ ]内に入れるべき最も適切な字句の組合せを下の1から4までのうちから一つ選べ。 ① 周波数をその許容偏差内に維持するため、送信装置は、できる限り電源電圧又は負荷の変化によ...
正答: A=発振周波数に影響を与えない B=外囲の温度又は湿度 C=振動又は衝撃
正しい組合せ。無線設備規則第15条は、第1項で送信装置は電源電圧又は負荷の変化によって「発振周波数に影響を与えない」こと、第2項で発振回路の方式は「外囲の温度若しくは湿度」の変化によって影響を受けないこと、第3項で移動局の送信装置は実際上起り得る「振動又は衝撃」によっても周波数を許容偏差内に維持することを求めている。
この問題を解く無線局に係る安全施設等に関する次の記述のうち、電波法施行規則(第21条の3、第23条、第25条及び第26条)の規定に照らし、これらの規定に定めるところに適合しないものはどれか。下の1から4までのうちから一つ選べ。なお、高圧電気とは、高周波若しくは交流の電圧300ボルト又は直...
正答: 送信設備の各単位装置相互間をつなぐ電線であって高圧電気を通ずるものは、線溝若しくは人体に容易に触れない構造である絶縁体又は接地された金属しゃへい体の内に収容しなければならない。ただし、無線従事者のほか出入できないように設備した場所に装置する場合は、この限りでない。
適合しない(これが正答)。電波法施行規則第23条の正しい規定は「線溝若しくは丈夫な絶縁体又は接地された金属しゃへい体の内に収容」であり、ただし書は「取扱者のほか出入できないように設備した場所」である。この肢は「丈夫な絶縁体」を「人体に容易に触れない構造である絶縁体」に、「取扱者」を「無線従事者」に置き換えている。
この問題を解く問われた問題 16
- 一陸技 令和8年7月期 問11 次の記述は、周波数の安定のための条件について述べたものである。無線設備規則(第15条)の規定に照らし、[ ...
- 一陸技 令和8年7月期 問8 無線局に係る安全施設等に関する次の記述のうち、電波法施行規則(第21条の3、第23条、第25条及び第26条...
- 一陸技 令和8年7月期 問7 次の記述は、無線設備から発射される電波の強度(電界強度、磁界強度、電力束密度及び磁束密度をいう。)に対する...
- 一陸技 令和8年1月期 問8 次の記述は、高圧電気(高周波若しくは交流の電圧300ボルト又は直流の電圧750ボルトを超える電気をいう。)...
- 三陸特 例題No.1 問6 無線従事者は、その業務に従事しているときは、無線従事者の免許証をどのようにしていなければならないか。次のう...
- 三陸特 令和3年10月期 問12 陸上移動局(包括免許に係る特定無線局を除く。)の免許状は、どこに備え付けておかなければならないか。次のうち...
- 三陸特 令和3年10月期 問4 次の記述は、無線従事者の免許証について述べたものである。電波法施行規則の規定に照らし、[ ]内に入れるべき...
- 三陸特 令和元年10月期 問12 基地局に備え付けておかなければならない書類はどれか。次のうちから選べ。
- 二陸特 例題No.1 問6 無線従事者は、その業務に従事しているときは、無線従事者の免許証をどのようにしていなければならないか。次のう...
- 二陸特 令和4年2月期 問5 無線従事者は、その業務に従事しているときは、免許証をどのようにしていなければならないか。次のうちから選べ。
- 二陸特 令和3年6月期 問4 第二級陸上特殊無線技士の資格を有する者の無線設備の操作の対象となる「陸上の無線局」に該当するものはどれか。...
- 二陸特 令和元年6月期 問4 第二級陸上特殊無線技士の資格を有する者の無線設備の操作の対象となる「陸上の無線局」に該当するものはどれか。...
- 4アマ 例題No.2 問10 アマチュア局が無線機器の試験又は調整のため電波を発射する場合、「本日は晴天なり」の連続及び自局の呼出符号の...
- 4アマ 例題No.1 問10 アマチュア局が呼出しを反復しても応答がないときは、できる限り、少なくとも何分間の間隔をおかなければ呼出しを...
- 3アマ 例題No.2 問8 無線通信規則の周波数分配表において、アマチュア業務に分配されている周波数帯は、次のどれか。
- 3アマ オリジナルNo.2 問8 無線通信規則の周波数分配表において、アマチュア業務に分配されている周波数帯は、次のどれか。