周波数帯の区分(HF・VHF・UHF) しゅうはすうたいのくぶん
電波を周波数で区切った呼び名。中波(MF)0.3〜3〔MHz〕、短波(HF)3〜30〔MHz〕、超短波(VHF)30〜300〔MHz〕、極超短波(UHF)300〜3,000〔MHz〕、マイクロ波(SHF)3〜30〔GHz〕。帯ごとに伝わり方が違う。
「短波(HF)と比べた超短波(VHF)の伝わり方」が3陸特・2陸特の定番。VHF は電離層を突き抜け、直接波で見通し距離内を伝わり、アンテナを高くすると到達距離が延びる。「電離層波を主に利用」「昼夜で伝わり方が異なる」は HF の性質で誤り。空電を最も受けやすいのは HF 以下。
電波は周波数によって性質が大きく変わります。そこで周波数を 10 倍ごとに区切って名前を付けています。試験では英字(HF・VHF)と日本語(短波・超短波)の両方で出るので、組で覚えます。
周波数帯と主な伝わり方
30〔MHz〕は 10〔m〕、300〔MHz〕は 1〔m〕。周波数が 10 倍になると波長は 1/10

数値例です。145〔MHz〕は VHF 帯で、波長は 300/145≒2.07〔m〕です。7〔MHz〕は HF 帯で、波長は約 43〔m〕です。
典型問題の解き方(HF と比べた VHF)
3陸特 令和3年2月期 問16。「短波(HF)と比べたときの超短波(VHF)の伝わり方で最も適切なもの」
周波数が高いほど、電離層 を突き抜けやすく、地表波は減衰しやすく、直進性が強くなります。続きは VHF・UHF の伝搬 と マイクロ波 で扱います。

超短波は VHF、極超短波が UHF です。「超」が付くから UHF、と取り違えないでください。また「昼間と夜間で伝わり方が異なる」「電離層波が主に利用される」「比較的遠距離の通信に適する」は HF の特徴で、VHF の肢としては誤りです。

この用語を押さえる問題
短波(HF)の伝わり方と比べたときの超短波(VHF)の伝わり方の記述で、最も適切なものはどれか。
正答: 通常、電離層を突き抜けてしまう。
超短波(VHF)は周波数が高いため電離層で反射されず突き抜けてしまいます。そのため短波(HF)のような電離層反射による遠距離通信はできず、主に見通し距離内の通信に使われます。
この問題を解く短波(HF)の伝わり方と比べたときの超短波(VHF)の伝わり方の記述で、最も適切なものはどれか。
正答: アンテナの高さが通達距離に大きく影響する。
正しいです。VHF は電離層で反射されずに突き抜けるため、主に直接波と大地反射波による見通し距離内の伝搬になります。見通し距離はアンテナの高さで決まるので、アンテナを高くするほど通達距離が延びます。
この問題を解く空電による雑音妨害を、最も受けやすい周波数帯は、次のうちどれか。
正答: 短波(HF)帯以下
雷放電などによる空電雑音は低い周波数ほど強く、電離層反射で遠方からも届くため、短波帯以下で最も妨害を受けやすい。VHF 以上では空電の影響は小さい。
この問題を解く問われた問題 40
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- 三陸特 令和3年6月期 問16 次の記述は、超短波(VHF)帯の電波の伝わり方について述べたものである。誤っているのはどれか。
- 三陸特 令和3年2月期 問16 短波(HF)の伝わり方と比べたときの超短波(VHF)の伝わり方の記述で、最も適切なものはどれか。
- 三陸特 令和3年2月期 問15 超短波(VHF)帯の周波数を利用する送受信設備において、装置とアンテナを接続する給電線として、通常使用され...
- 三陸特 令和2年10月期 問16 短波(HF)の伝わり方と比べたときの超短波(VHF)の伝わり方の記述で、最も適切なものはどれか。
- 三陸特 令和元年10月期 問16 超短波(VHF) 帯では、一般にアンテナの高さを高くした方が電波の到達距離が延びるのはなぜか。
- 三陸特 令和元年6月期 問16 短波(HF)の伝わり方と比べたときの超短波(VHF)の伝わり方の記述で、最も適切なものはどれか。
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- 三陸特 平成31年2月期 問15 超短波(VHF)帯の周波数を利用する送受信設備において、装置とアンテナを接続する給電線として、通常使用され...
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