禁止される伝送(無線通信規則) きんしされるでんそう
無線通信規則がすべての局に禁止する伝送。不要な伝送、過剰な信号の伝送、虚偽の又はまぎらわしい信号の伝送、識別表示のない信号の伝送(第15条)と、虚偽の又はまぎらわしい識別表示を使用する伝送(第19条)。
「アマチュア局に禁止されていない伝送はどれか」で正答は略語による伝送。不要な伝送・虚偽の信号・まぎらわしい信号は禁止。第19条の穴埋めは「虚偽の又は[まぎらわしい]識別表示」で、「適当でない」「割り当てられていない」が誤答。
電波は混信すると皆が困るので、無線通信規則はすべての局に対して「出してはいけない電波」を決めています。要らない電波、嘘の信号、誰が出したか分からない信号の3つが柱です。アマチュア局だけの決まりではなく、世界中のどの局にも当てはまります。

第15条が禁止する4つ
すべての局に禁止される伝送(第15条)
- 不要な伝送 用のない電波を出すこと。
- 過剰な信号の伝送 必要以上に強い、または長い信号。
- 虚偽の又はまぎらわしい信号の伝送 嘘の信号や、他の信号と紛れる信号。
- 識別表示のない信号の伝送 呼出符号などの識別が無い伝送。第19条に定める場合を除きます。
第19条は「識別表示」の嘘を禁止する
第19条(局の識別)は「虚偽の又はまぎらわしい識別表示を使用する伝送は、すべて禁止する。」と定めています。他局の呼出符号を名乗る、似た符号で紛れさせる、といった行為です。国内では電波法が識別信号の表示を義務づけ、虚偽の通信には罰則を置いています。
略語やQ符号は禁止されていない
Q符号や略語は国際的に意味が決まった言葉なので、使っても「意味を隠す」ことにはならず、禁止される伝送ではありません。機器の試験のための伝送も、必要な範囲なら認められます。アマチュア局が伝送中に短い間隔で自局の呼出符号を伝送するのは、禁止どころか第25条の義務です。

「禁止されていない伝送はどれか」という裏返しの問いで、正答は略語による伝送です。第19条の穴埋めでは「まぎらわしい」を「適当でない」「いかがわしい」「割り当てられていない」に変えた肢が出ます。
この用語を押さえる問題
次に掲げるもののうち、無線通信規則の規定に照らし、アマチュア局に禁止されていない伝送は、どれか。
正答: 略語による伝送
無線通信規則15条(15.1)。すべての局に不要な伝送、虚偽の信号、まぎらわしい信号の伝送が禁止される。Q符号などの略語による伝送自体は禁止されていない。
この問題を解く無線通信規則の規定により、原則としてすべての局に禁止されている伝送は、次のどれか。
正答: 識別表示のない信号の伝送
無線通信規則15条(15.1)。すべての局は不要な伝送、過剰な信号の伝送、虚偽の又はまぎらわしい信号の伝送、識別表示のない信号の伝送(19条に定める場合を除く)を禁止される。
この問題を解く次の記述は、局の識別に関する無線通信規則の規定である。[ ]内に入れるべき字句を下の番号から選べ。 虚偽の又は[ ]識別表示を使用する伝送は、すべて禁止する。
正答: まぎらわしい
無線通信規則19条(局の識別)。「虚偽の又はまぎらわしい識別表示を使用する伝送は、すべて禁止する」が規定の文言。
この問題を解く問われた問題 3
- 3アマ 例題No.2 問12 次の記述は、局の識別に関する無線通信規則の規定である。[ ]内に入れるべき字句を下の番号から選べ。 虚偽の...
- 3アマ 例題No.1 問14 次に掲げるもののうち、無線通信規則の規定に照らし、アマチュア局に禁止されていない伝送は、どれか。
- 3アマ オリジナルNo.1 問14 無線通信規則の規定により、原則としてすべての局に禁止されている伝送は、次のどれか。