無線従事者の免許の取消し・従事停止 むせんじゅうじしゃのめんきょのとりけし
総務大臣が、電波法令や処分に違反した無線従事者などに対し、その免許を取り消し、又は3箇月以内の期間を定めてその業務に従事することを停止する処分。
「違反したとき総務大臣から受けることがある処分」→無線従事者の免許の取消し。誤答は6箇月の従事停止、無線局の運用の停止、操作範囲の制限。「3箇月以内の従事停止を受けるのはどの場合か」→電波法に違反したとき。
無線従事者が電波法令に違反すると、総務大臣から「人」に対する処分を受けます。重い方が免許の取消し、軽い方が3箇月以内の従事停止で、この2種類しかありません。無線局(免許人)に対する運用の停止とは別の処分です。

電波法 第79条第1項総務大臣は、無線従事者が左の各号の一に該当するときは、その免許を取り消し、又は三箇月以内の期間を定めてその業務に従事することを停止することができる。 一 この法律若しくはこの法律に基く命令又はこれらに基く処分に違反したとき。 二 不正な手段により免許を受けたとき。 三 第四十二条第三号に該当するに至つたとき。
処分の事由3つ
- 法令違反 電波法若しくは電波法に基づく命令又はこれらに基づく処分に違反したとき
- 不正な手段 不正な手段により免許を受けたとき
- 心身の欠陥 著しく心身に欠陥があつて無線従事者たるに適しない者(第42条第3号)に該当するに至つたとき
期間は3箇月以内
従事停止は3箇月以内の期間を定めて行います。6箇月や1年の肢は誤りです。「操作範囲を制限する」という処分は電波法にありません。
無線局の処分とは主体が違う
無線局の運用の停止・制限(電波法第76条)は免許人に対する処分です。無線従事者が違反しても、その人が働く無線局の運用が止まるわけではありません。逆に無線局が運用停止を受けても、無線従事者が自動的に従事停止になることもありません。

取消しなら免許証を返納、停止なら返納しない
免許の取消しの処分を受けたときは、10日以内に免許証の返納が必要です。従事停止では免許が残るので返納しません。また取消しの日から2年を経過しない者には、総務大臣は免許を与えないことができます。
「6箇月間の業務の従事の停止」「その業務に従事する無線局の運用の停止」「期間を定めて行う無線設備の操作範囲の制限」の3つが定番の誤答です。従事停止の事由では「免許証を失ったとき」「刑法の罪で罰金以上の刑」が誤答で、正解は電波法に違反したときです。
この用語を押さえる問題
無線従事者が電波法又は電波法に基づく命令に違反したときに総務大臣から受けることがある処分はどれか。次のうちから選べ。
正答: 無線従事者の免許の取消し
正しいです。電波法第79条第1項により、総務大臣は無線従事者が電波法若しくは電波法に基づく命令又はこれらに基づく処分に違反したときは、その免許を取り消し、又は3箇月以内の期間を定めてその業務に従事することを停止することができます。
この問題を解く無線従事者が総務大臣から3箇月以内の期間を定めてその業務に従事することを停止されることがあるのはどの場合か。次のうちから選べ。
正答: 電波法に違反したとき。
電波法79条1項。電波法・命令・処分に違反したときは免許取消しまたは3箇月以内の従事停止。刑法の罪や免許証紛失は対象外。
この問題を解く無線従事者が電波法に基づく命令の規定に違反したとき、総務大臣から受けることがある処分は、次のどれか。
正答: 無線従事者の免許の取消し
電波法79条1項。無線従事者への処分は「免許の取消し」または「3か月以内の業務従事停止」。無線局の運用停止(76条)とは主体が違う。
この問題を解く無線従事者の免許等に関する次の記述のうち、電波法(第42条及び第79条)の規定に照らし、これらの規定に定めるところに適合しないものはどれか。下の1から4までのうちから一つ選べ。
正答: 総務大臣は、無線従事者が電波法若しくは電波法に基く命令又はこれらに基づく処分に違反したときは、6箇月以内の期間を定めてその業務に従事することを停止することができる。
適合しない(これが正答)。電波法第79条第1項は、無線従事者が法令や処分に違反したとき「その免許を取り消し、又は三箇月以内の期間を定めてその業務に従事することを停止することができる」と定めている。6箇月ではなく3箇月である。
この問題を解く問われた問題 34
- 一陸技 令和8年7月期 問12 無線従事者の免許等に関する次の記述のうち、電波法(第42条及び第79条)の規定に照らし、これらの規定に定め...
- 一陸技 令和8年1月期 問11 無線従事者に対する処分、無線従事者の配置並びに免許証の再交付及び返納に関する次の記述のうち、電波法(第79...
- 三陸特 例題No.3 問10 無線従事者が電波法又は電波法に基づく命令に違反したときに総務大臣から受けることがある処分はどれか。次のうち...
- 三陸特 例題No.2 問10 総務大臣から無線従事者がその免許を取り消されることがあるのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 三陸特 令和4年2月期 問10 総務大臣から無線従事者がその免許を取り消されることがあるのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 三陸特 令和3年6月期 問10 無線従事者が総務大臣から3箇月以内の期間を定めてその業務に従事することを停止されることがあるのはどの場合か...
- 三陸特 令和2年2月期 問9 総務大臣から無線従事者がその免許を取り消されることがあるのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 三陸特 令和元年10月期 問5 無線従事者がその免許証を総務大臣に返納しなければならないのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 三陸特 令和元年6月期 問10 無線従事者が電波法又は電波法に基づく命令に違反したときに総務大臣から受けることがある処分はどれか。次のうち...
- 三陸特 平成31年2月期 問9 総務大臣から無線従事者がその免許を取り消されることがあるのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 二陸特 例題No.3 問10 無線従事者が電波法又は電波法に基づく命令に違反したときに総務大臣から受けることがある処分はどれか。次のうち...
- 二陸特 例題No.2 問10 無線従事者が総務大臣から3箇月以内の期間を定めてその業務に従事することを停止されることがあるのはどの場合か...
- 二陸特 例題No.2 問6 無線従事者がその免許証を総務大臣に返納しなければならないのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 二陸特 例題No.1 問10 総務大臣から無線従事者がその免許を取り消されることがあるのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 二陸特 令和4年2月期 問8 総務大臣から無線従事者がその免許を取り消されることがあるのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 二陸特 令和3年10月期 問8 総務大臣から無線従事者がその免許を取り消されることがあるのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 二陸特 令和3年6月期 問8 総務大臣から無線従事者がその免許を取り消されることがあるのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 二陸特 令和3年6月期 問5 無線従事者がその免許証を総務大臣に返納しなければならないのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 二陸特 令和3年2月期 問8 総務大臣から無線従事者がその免許を取り消されることがあるのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 二陸特 令和2年10月期 問9 総務大臣から無線従事者がその免許を取り消されることがあるのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 二陸特 令和2年10月期 問5 総務大臣が無線従事者の免許を与えないことができる者はどれか。次のうちから選べ。
- 二陸特 令和2年2月期 問8 無線従事者が総務大臣から3箇月以内の期間を定めてその業務に従事することを停止されることがあるのはどの場合か...
- 二陸特 令和元年10月期 問8 無線従事者が総務大臣から3箇月以内の期間を定めてその業務に従事することを停止されることがあるのはどの場合か...
- 二陸特 令和元年10月期 問6 総務大臣が無線従事者の免許を与えないことができる者はどれか。次のうちから選べ。
- 二陸特 令和元年6月期 問10 無線局の免許人が電波法又は電波法に基づく命令に違反したときに総務大臣が行うことができる処分はどれか。次のう...
- 二陸特 令和元年6月期 問8 総務大臣から無線従事者がその免許を取り消されることがあるのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 二陸特 令和元年6月期 問6 無線従事者がその免許証を総務大臣に返納しなければならないのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 二陸特 平成31年2月期 問9 総務大臣から無線従事者がその免許を取り消されることがあるのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 二陸特 平成31年2月期 問6 無線従事者がその免許証を総務大臣に返納しなければならないのはどの場合か。次のうちから選べ。
- 4アマ 例題No.3 問4 無線従事者免許証を返納しなければならないのは、次のどの場合か。
- 4アマ 例題No.1 問5 免許人が電波法に基づく処分に違反したときに、その無線局について総務大臣から受けることがある処分は、次のどれか。
- 3アマ 例題No.2 問4 無線従事者がその免許証を返納しなければならない場合は、次のどれか。
- 3アマ 例題No.1 問6 無線従事者が電波法に基づく命令の規定に違反したとき、総務大臣から受けることがある処分は、次のどれか。
- 3アマ オリジナルNo.1 問5 総務大臣は、無線局の発射する電波の質が総務省令で定めるものに適合していないと認めるときは、その無線局に対し...